日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

文学座「十字軍」

http://www.bungakuza.com/jujigun/index.html
http://ameblo.jp/bungakuza-jujigun/
原作:ミシェル・アザマ*1
翻訳:佐藤 康
演出:稲葉賀恵*2
出演:坂口芳貞、中村彰男、沢田冬樹、佐川和正、釆澤靖起、倉野章子、山本道子、藤粼あかね
日程:4月16日〜30日
会場:文学座アトリエ
チケット:2013年3月16日(土)前売・予約開始
     一般前売 4000円/当日券 4300円(開演の3時間前より03−3353−3566(文学座当日券申込専用)で予約を承ります。
     ユースチケット 2500円 (文学座のみ)
申し込み;文学座チケット専用 0120−481034(シバイヲミヨー)
  (10時〜17時30分/日祝を除く)

早くにして戦争で死亡し、死の世界について語り出す男の子と女の子。 敵、味方の垣根を越えて愛や友情を育むものの、戦いの中であっけなく 命を失う少年少女たち。若い死者たちに加え、兵士、労働者、 武器商人などあらゆる時代の犠牲者たちが行列を作る中、“十字軍”に 参加した14人の子供の母親である「めんどりおっ母」はその中に自身 の子供を探しながらエルサレムを目指す。彼らはやがて死者たちを天 国へと導く老夫婦によってパレードのように行進をなしてゆく。

十字軍/夜の動物園 (コレクション現代フランス語圏演劇)

十字軍/夜の動物園 (コレクション現代フランス語圏演劇)

*1:1947年生まれ。フランスの劇作家。モンプリエ大学で文学、哲学を修めたのち、 ジャック・ルコック国際演劇学校を経て俳優、劇作家になる。代表作に「隔室」 、「聖家族」、「十字軍」、「夜の動物園」など。詩的で濃密な文体により、 残酷な運命にさらされた人間の姿を描く作品が多い。その作品は世界各国で翻訳上演されている。演劇作家協会(EAT)の会長もつとめ、現代の仏語圏演劇の作品紹介にも力を注いでいる。

*2:日本大学藝術学部 映画学科 監督コース卒。 2008年文学座附属演劇研究所入所(48期)。 2011年、研修科2年の時に太田省吾の「棲家」を勉強会として上演。 難易度の高い戯曲にチャレンジし、高評価を得る。 その後、鵜山仁、郄瀬久男、上村聡史の演出助手を務める。 「十字軍」にて文学座公演初演出。今後の成長が期待される新人である。