日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

クロード・レジを囲んで(Table Ronde autour de Claude REGY)

タイトル:舞台装置を取り外して、ことばを無限にまで(Supprimer le Decor, Illimiter le Langage)
パネラー:クロード・レジ (Claude Regy)、パトリック・ドゥ・ヴォス (Patrick de Vos)、三浦基(Motoi Miura)
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 、テオロスフォーラム


日時:2003年11月20日(木)19:00
こまばアゴラ劇場
料金:500円 (テオロス会員無料(同時入会可))
prix 500yen
お問い合わせ・ご予約 tel 03-3467-2743(こまばアゴラ劇場

フランス現代演劇を代表する演出家のひとりであるクロード・レジを囲んで シンポジウムを行います。
1950年代から演劇活動を開始したクロード・レジは、現代劇作家の作品を多く取り上げ、マルグリット・デュラス、ナタリィ・サロートをはじめとし、これまで初演した戯曲は60作品以上にのぼります。また、外国作家をフランス国内で数多く紹介し、エドワード・ボンド、ボート・シュトラウス、ペータ ー・ハントケ、サラ・ケインなどの作品を取り上げています。また、今秋にはパリ、フェスティヴァル・ドトンヌでノルウエーの作家、ヨン・フォッセの 『死についてのヴァリエーション』(コリーヌ国立劇場)を上演しました。レジィは『失われた空間』『死の秩序』『不確実な状態』の3冊の書籍を著わし、これらの演劇論は若い演劇人にとっての必読書となっています。一方、と くに若い俳優たちとの仕事を続け、長期間にわたるワークショップなどによって、これらの上演舞台を創り上げています。
今回のシンポジウムでは、たぐいまれなクロード・レジの演劇手法を紹介するはじめての機会となり、長年にわたり追求してきた、現代作家にとっての新し いエクリチュール、舞台における俳優の声と台詞・身体としぐさ、また舞台のテーマとしている生と死についての問題性などを探りたいと思います。
フランス現代演劇の研究者のみならず、演劇の現場で活躍する演出家や俳優をはじめ、また演劇ファンのかたがたのご参加をお待ちしております。