日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

アンジェラン・プレルジョカージュ振付「春の祭典」「ヘリコプター」

http://www.nntt.jac.go.jp/season/s207/s207.html
2003年11月7日〜9日
新国立劇場
チケット:S席5250円 A席3150円 Z席1500円
■ヘリコプター
映像美術 :ボルガー・フェルテラー
照明 :パトリック・リウ
衣裳 :シルヴィ・メニエル
春の祭典
美術 :ティエリー・ルプルースト
照明 :マリオン・ユーレット
衣裳 :エリック・ヴェルジェール

この秋、新国立劇場はフランスのヌーベルダンスを代表するカンパニー、バレエ・プレルジョカージュを招聘する。バレエ・プレルジョカージュは、振付家アンジュラン・プレルジョカージュにより1984年に設立、常に現代を見据えた創作活動を展開している。身体を極限まで使った激しいダンスは観客に共感と親近感、そして人間の危うさを感じさせ、日本におけるフランス・ヌーベルダンスの先駆けとなり、多くのアーティストに影響を与えた。今回は、バレエ・プレルジョカージュが2001年に初演し、ヨーロッパ各地で高い評価を受けた2作品が上演される。フランス・ダンス・03参加公演。世界トップレベルのダンスカンパニーが、その迫力をまざまざと見せつける。
■ヘリコプター
音楽はカールハインツ・シュトックハウゼン作曲の「ヘリコプター・カルテット」。ヘリコプターのプロペラ音と4本のヴァイオリンによる強烈で機械的なリズムに、6人のダンサーが対峙する。床一面に投影された映像の中で、ダンサーたちが間断なく踊りつなぎ、常に上昇しようとする身体が激しく動きを増幅させていく。
春の祭典
ベルリン州立歌劇場音楽監督ダニエル・バレンポイムによる委嘱作品。ストラヴィンスキー作曲「春の祭典」はこれまでにも一流の振付家が作品を作っているが、プレルジョカージュは従来の解釈を覆し、我々に生を授ける行為を圧倒的な強度で描いてみせた。率直で現代的な振付が音楽と一体になって観る者を引き込んでいく。「全てにおいて素晴らしく、しかも観客の心を圧倒的につかんでしまう」と絶賛された話題作。