日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

復曲試演の会「鐵門」

復曲試演の会
http://www.kyoto-kanze.jp/performanceguide/tetsumon.htm
日時:2016年6月5日(日)13:00〜
会場:京都観世会
(講演)「死の象徴、鐵の門」(西野春雄)
(能) 「歌占」(杉浦 豊彦)
(復曲能) 「鐵門」(青木道喜)
チケット:S席(1階正面指定)6,000円、A席(脇・中2階自由)5,000円、学生(脇・中2階自由)2,000円

俳人高浜虚子(1874〜1959)の書いた能「鉄門」が6月5日、左京区岡崎の京都観世会館で復曲試演される。虚子が自ら演じた1916(大正5)年から100年を記念した試みだ。
幼い頃から能に親しんでいた虚子は、劇作家・メーテルリンクの舞台「タンタジールの死」を見て、これは能に翻案した方がいいと直感。「鉄門」を書き上げたという。
ストーリーは「善光寺に詣でた旅の僧の前に、姫と老僕の幽霊が現れる。姫が死の使いである悪尼に連れ去られたため、老僕は必死に後を追うが、鉄の門に遮られ力尽きる……」といった内容だ。あらがうことのできない「死」がテーマになっている。
朝日新聞デジタル、2016年5月4日付)
http://www.asahi.com/articles/ASJ523VHDJ52PLZB00C.html