日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

早稲田大学演劇博物館「サミュエル・ベケット展 ―ドアはわからないくらいに開いている」

http://www.waseda.jp/enpaku/special/2014Beckett.html
会期:2014年4月22日(火)〜8月3日(日)
会場:2階展示室
【入場無料】

ベケットの演劇は世界各地の危機的状況下で上演されてきました。日本でも東日本大 震災以降注目を集めています。本展では、2013年にローマで開催された「(不)可視 の監獄――ベケットの劇世界と現代世界」展や「揺れる大地」というテーマを掲げた あいちトリエンナーレで上演されたベケット関連のパフォーマンスなどの写真や映像 を俯瞰し、『ゴドーを待ちながら』をはじめとするベケットの演劇を「共生」という 視点から捉え直します。

■関連イベント
≪プレイベント≫
アイルランドベケット専門劇団 マウス・オン・ファイアによるベケット作品のリーディング・パフォーマンス
4月7日(月)昼12:10〜午後1時10分(予定)
『わたしじゃない』他2作上演

トークイベント≫
4月26日(土)午後1時30分〜午後4時30分
◆第1部 「いまなぜベケットか」
2013年に日本とイタリアで世界の危機的状況とベケットを結びつけた芸術祭や展覧会を手掛けたふたりが登場。
ゲスト=多木陽介(ローマ市立演劇記念館「(不)可視の監獄――サミュエル・ベケットの演劇と現代世界」展キュレーター)
小崎哲哉(あいちトリエンナーレ2013 パフォーミングアーツ統括プロデューサー)
コメンテーター=佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
◆第2部 「旅する『ゴドー』」
ゴドーを待ちながら』を刑務所や老人ホーム、青物市場など、さまざまな場所で上演した串田和美と、旅公演の様子を撮影した写真家の明緒を迎え、旅公演を振り返る。

アイルランドの劇団「Company SJ and Barabbas」招聘公演≫
ダブリンの街路や駐車場でベケットの演劇を上演して高い評価を得ているアイルランドの劇団の初来日公演。
6月11日(水)〜13日(金) 全3回・各回午後6時30分〜7時30分(予定)
「芝居のための下書きI」 Rough For Theatre I /「言葉なき行為II」  Act Without Words II」

≪ギャラリートーク
本展実行委員会による展示解説(*初回は岡室演劇博物館館長 各回・約30分)
4月22日(火)午後1時
5月23日(金)午後5時30分
6月27日(金)午後3時
7月25日(金)午後5時30分