日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

マリオン・レヴィ演出・振付「眠りのすべて(En somme!)」

http://www.institut.jp/ja/evenements/11475
演出・振付:マリオン・レヴィ(Marion Lévy)
テクスト:ファブリス・メルキオ(Fabrice Melquiot)
出演:ドニ・ラヴァン(Denis Lavant)
日時:2012年01月27日 (金) - 2012年01月28日 (土)
*演出の都合により、開演時間を過ぎますとご入場をお待ちいただく場合があります。
*1月28日(土)上演後、クリスティアン・ビエ(パリ第10大学演劇科教授)、ドニ・ラヴァン、ファブリス・メルキオ、マリオン・レヴィによるトークショーを予定(開場は開演の30分前)。
チケット:会員:日仏学院会員・学生:2500円、一般:3500円/前売:3000円
【フランス語公演(日本語字幕付)】
お問い合わせ: 東京日仏学院 - tel : 03-5206-2500 - www.institut.jp

眠りをテーマにしたこの作品は、私の実生活における睡眠障害の経験に着想を得たものです。オテル・デュー病院睡眠センターの医師と会ったり、パリの病院のアーカイブ資料を調べながら、私はこのテーマの芸術的な潜在性、可能性を感じていました。そのようなわけでこの 『眠りのすべて』 は、様々な睡眠障害をまずダンスとして演劇として表現する、というところから始めたのです。そしてこの一種、学問的科学的素材が、ファブリス・メルキオのテキストによって詩情豊かなものへと生まれ変わりました。“どうやったら眠れるの?”の状態から常軌を逸した夢まで、様々に姿を変える“眠り”をダンサーと役者たちが旅します。白い空間の中で、目に見えるものと見えないもの、意識と無意識のはざまを探求します。睡眠時に見られる些細な動きを再現し、さらに私たちの夢や悪夢の中に現れる人間の動物的な部分をあらわにしていきます。眠りという普遍的な現象について、また私たちの誰もが抱える非常に特殊で私的な眠りとの関係を、軽妙にそして意味深く表現したいと思っています。
マリオン・レヴィ