日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル+ジェローム・ベル+アンサンブル・イクトゥス『3Abschied(3つの別れ)』

http://www.saf.or.jp/arthall/event/event_detail/2010/d1106.html
コンセプト:アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル ジェローム・ベル
音楽:グスタフ・マーラーアルノルト・シェーンベルク編曲)《大地の歌》より最終楽章「告別」
指揮:ジョルジュ=エリ・オクトール
ダンス:アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル
メゾ・ソプラノ:サラ・フルゴーニ
ピアノ:ジャン=リュック・ファフシャン
演奏:アンサンブル・イクトゥス
日時:2010年11月6日(土)・7(日) 15:00 開演
※6日の公演後に、ジェローム・ベルによるポストトークあり
会場:彩の国さいたま芸術劇場
上映時間:90分(途中休憩なし)
チケット料金:【一般】S席6,000円/A席4,000円/学生A席2,500円、【メンバーズ】S席5,400円/A席3,600円

『3Abschied ドライアップシート(3つの別れ)』は、今年生誕150年を迎えたマーラーの大作『大地の歌』の中で最も長大な最終楽章「告別」を題材にした作品だ。中国の孟浩然と王維の2つの詩を元にしたこの楽章は、日本でもなじみ深い。ベルギーを代表するダンスカンパニー「ローザス」を率い、長年ダンスと音楽の関係を探り続けてきたアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルにとって、この楽章のダンス化は長年の夢だったが、今回コンセプチュアル・アーティスト/振付家として世界中で活躍するジェローム・ベルとタッグを組んで、敢然とこれに挑戦した。
世界有数の現代音楽アンサンブル「イクトゥス」によるシェーンベルク編曲の室内楽版の演奏とメゾ・ソプラノの独唱に、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルのソロ・パフォーマンスが組み合わされて生み出された新たなる世界、それは従来にない意欲的、実験的な舞台となった。
昨秋来日公演したローザス『ツァイトゥング』では、古典と現代の3大作曲家バッハ、シェーンベルクヴェーベルンの楽曲を用い、観客の心に儚い感情を呼び起こした彼女が、奇才ジェローム・ベルと生み出した新たな境地。
ダンスファンだけでなく、クラシック音楽、現代音楽ファン必見の舞台。