日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

日仏会館がおくる教養講座Ⅻ「フランスの詩における近代」

講師:安藤 元雄(明治大学名誉教授)
日時:05月14日(金) - 06月04日(金) 14:00 - 15:30
場所:日仏会館5階501会議室/Salle 501 de la MFJ -
定員:20名(先着順)
受講料:8,000円(一般)、6,000円(日仏会館会員)

問合せ・申込み
財団法人日仏会館/東京都渋谷区恵比寿3-9-25
TEL:03-5424-1141 FAX:03-5424-1200 E-mail: bjmfj@mfjtokyo.or.jp

フランスの詩、とりわけ近代詩は、これを無視して私たちの詩を語ることができないほどの大きな影響を日本にも及ぼした。その魅力の源泉はどこにあったのか、それによって私たちの感性はどう変ったのか、時代の流れを追いながら考えてみたい。

■第1回(5月14日)
序章  明治以降の日本におけるフランス詩の受容
上田 敏、永井荷風堀口大學など
第1章 ロマン派と高踏派
18世紀から19世紀へ(フランスの置かれた特別の位置)
ユゴーに見る全方位性への志向
■第2回(5月21日)
第2章 ボードレール(近代の詩的表現)
第二帝政という文化環境
オッフェンバックの風刺と『ホフマン物語』(詩人と異界)
詩人の自己確認とバブルの崩壊
■第3回(5月28日)
第3章 マラルメランボー(近未来の詩的表現)
詩の極点をめざして
ブルジョア社会の中での詩人
■第4回(6月4日)
第4章 そして20世紀(予定調和を超えて)
ラフォルグからアポリネール
「知性の詩人」としてのヴァレリー
シュルレアリスムと抵抗詩
ボンヌフォア(詩の未来への賭け)