日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

オリヴィエ・ピィのグリム童話

http://www.spac.or.jp/09_spring/grimm
作・演出:オリヴィエ・ピィ(Olivier Py)
原作:グリム兄弟
音楽:ステファヌ・リーチ
出演:パリ・オデオン座
<少女と悪魔と風車小屋> 6月27日(土) 13:00開演
<いのちの水> 6月27日(土) 18:00開演
<本物のフィアンセ> 6月28日(日) 13:00/19:00開演
舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」
上演時間 <少女と悪魔と風車小屋>:65分、
<いのちの水>:75分、<本物のフィアンセ>:90分
各演目 一般大人4,000円 / 同伴チケット(2枚)7,000円
大学生・専門学校生2,000円 / 高校生以下1,000円
※背もたれのない客席となります。

天使に導かれ、生の神秘に出会う特別な体験――『グリム童話』三部作にはピィ演劇の魔術がぎっしりと詰まっている。
王子様とお姫様、いじわるな継母、そして悪魔と天使。おそろしい森、やさしい森。童話の世界では、人の「いのち」はいつも、もろく儚いものだった。
今、ここに生きていることが奇蹟だということを、私たちはいつ忘れてしまったんだろう?
オデオン座の若き芸術総監督、オリヴィエ・ピィは1993年に『グリム童話』第一作、<少女と悪魔と風車小屋>を書き下ろした。この作品はすでに傑作として名高く、その後加わった第二作<いのちの水>とともに、世界各地でツアーを重ねている。第三作<本物のフィアンセ>は昨年12月に初演されたばかりで、一昨年オデオン座芸術総監督となってからはじめての書き下ろし作品である。めくるめく劇中劇構造をもつこの作品によって、『グリム童話』三部作が一篇の壮大なドラマとして完結することとなった。