日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

ジュリアン・フルネ「友よ、いざ休息の時は来た」

http://theatercommons.tokyo/program/julien_fournet
構成・演出・出演:ジュリアン・フルネ*1
映像:セバスチャン・ビアル
舞台美術:アルノー・ベルレ
通訳・翻訳:平野暁人
日時:2018年2月23日(金) 19:00- 第1部「万国の観客よ、連帯せよ」
      2月24日(土) 19:00-  第2部「文化、このあやうきもの」
      2月25日(日) 17:00-  第3部「新時代の創作者のためのマニフェスト
会場:SHIBAURA HOUSE
参加方法:要予約・コモンズパス提示
上演言語:フランス語(日本語逐次通訳つき)

観客とはなにか?
哲学とユーモア、ポエジーが溢れる、3夜連続の知的な冒険。

アミカル・ド・プロダクションは、観客と問いを共有するパフォーマンスで世界的な注目を集める気鋭のコレクティブ。「プロジェクトの共同組合」と自称し、複数のアーティストがプロジェクトごとに協働するスタイルで都市や社会にコミットし続けている。彼らの演劇や上演の常識を解体していく手つきは、哲学的でありながらも軽やかな遊び心にあふれている。
今回は、アミカル・ド・プロダクション創設メンバーの一人であるジュリアン・フルネによる、3日間連続のレクチャーパフォーマンスを開催。「芸術、政治、そして私たちについての哲学的散歩」と銘打たれた一連の上演は、3部構成。いずれか一部でもトータルでも楽しめるものになっている。フルネの絶妙な語りやギター演奏、遊びのある仕掛けを通じて、その場を共有する観客の想像力を刺激する。それは「私たち/観客」と演劇の関係を新たに結び直す知的な冒険となるはずだ。<<

*1:ジュリアン・フルネ/アミカル・ド・プロダクション フランス生まれ。哲学を学んだあと、2007年、アントワンヌ・ドゥフォールとアロリー・ゴエルジェとともに作品創作を開始。2010年、複数のアーティストがプロジェクトごとに協働・制作するためのあたらしいプラットフォーム、アミカル・ド・プロダクション(プロジェクト共同組合)のディレクターに就任。世界的な成功を収め、2015年にはKAAT 神奈川芸術劇場で日本初公演となった代表作「GERMINAL」(2012年)などをプロデュースしている。集団創作においては遊びをテーマにしたサイトスペシフィックな作品が多い一方、個人の活動においては哲学的な主題を知的で詩的に扱うレクチャー形式の作品も創作している。