日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

「トロイ戦争は起こらない」(ジャン・ジロドゥ作、栗山民也演出)

http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_009658.html
原作:ジャン・ジロドゥ
翻訳:岩切正一郎
演出:栗山民也
出演:鈴木亮平 一路真輝 鈴木 杏 谷田 歩 江口のりこ 川久保拓司 粟野史浩 福山康平 野口俊丞 チョウ ヨンホ 金子由之 薄平広樹 西原康彰 原 一登 坂川慶成 岡粼さつき 西岡未央 山下カオリ 鈴木麻美 角田萌果 花王おさむ 大鷹明良 三田和代
日時:2017年10月5日(木)〜22日(日)
会場:新国立劇場
チケット: S 8,640円 A 6,480円 B 3,240円 Z 1,620円
会員先行販売期間: 2017年7月22日(土)10:00〜8月2日(水)
一般発売日: 2017年8月6日(日)10:00

永年にわたる戦争に終わりを告げ、ようやく平和が訪れたトロイの国。
夫である、トロイの王子・エクトールの帰りを待つアンドロマック。しかし、義妹のカッサンドルは再び戦争が始まるという不吉な予言をする。
一方、エクトールとカッサンドルの弟・パリスは、ギリシャ王妃・絶世の美女エレーヌの虜となり、戦争の混乱に紛れてギリシャから彼女を誘拐してしまう。妻を奪われ、名誉を汚されたギリシャ国王・メネラスは激怒し、「エレーヌを返すか、われわれ、ギリシャ連合軍と戦うか」とトロイに迫る。しかし、彼らの父であるトロイ王・プリアムやそのとりまきたちは、たとえ再び戦争を起こしてでもエレーヌを返すまいとする。
幾度にもわたる戦場での生活に、戦争の虚しさを感じていたエクトールは、平和を維持するためにエレーヌを返そう、と説得するが、誰も耳を貸そうとはしない。
とうとう、エレーヌ引渡し交渉の最後の使者・ギリシャの知将オデュッセウスがやってくる。果たして戦争の門を閉じることはできるのか。あるいは、トロイ戦争は起こってしまうのだろうか。宿命の罠は、愚かな人間たちが囚われ堕ちていくのを静かに狙っている―。

ジロドゥ戯曲全集〈3〉テッサ、トロイ戦争は起こらない

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小説から演劇へ―ジャン・ジロドゥ 話法の変遷

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