日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

エリック・マルタン講演会「想像の世界がダンスを育むとき…」【入場無料】

http://www.cdr-net.com/cdr03/news/eric.html
講師:エリック・マルタン*1
日時:2017年3月8日(水) 19:00〜21:00
会場:学習院女子大学 場所未定
主催:平成25年度科学研究費助成事業(基盤研究B)
コンテンポラリーダンスのワークショップと即興の分析による舞踊美学の構築」(研究代表者:貫成人

昨年秋のフィリップ・ドゥクフレ振付『コンタクト』にダンサーとして出演し、ドゥクフレ演出・振付によるミュージカル『わたしは真悟』では振付と美術を担当したエリック・マルタン氏は、ドゥクフレ作品だけではなく、様々なタイプの振付家の作品に参加し、90年代から現代に至るフランス・ダンスの流れのただなかを、ダンサーとして、そして怪我で踊れない時期には衣装スタッフとして生きてきました。この講演では、ムーヴメントのデモンストレーションを交えて、マルタン氏の視点からフランス・コンテンポラリーダンスの歴史をたどります。

*1:1965年生。10年間フィギュアスケート界で活動した後、19歳でダンスを始め、ブリュノ・アガティ等にモダンジャズを学ぶ。その後、フィリップ・ドゥクフレ振付『トリトン』(1990)、『プティット・ピエス・モンテ』(1993)、『デコデックス』(1995)、『シャザム』(1998)、アルベールビル冬季オリンピック開会式(1992)に出演、ドゥクフレと11年間に渡りコラボレーションを行う。2000年にはカルネ・バグエのドミニク・バグエ振付『Meublé sommairement』の復元に参加、ヴァンサン・デュポン振付『Jachères improvisation』(2001)、[dikromatik] (2003)、クリスチャン・リッツォ『Soit le puit était profond, soit ils tombaient lentement car ils eurent le temps de regarder tout autour』(2005)、マチルド・モニエ『2008 Vallée』(2007)、『Tempo 76』(2008)にも出演する。2008年、腰の症状の悪化のためダンスのキャリアを中断。衣装制作を学び、舞台衣装のデザインと制作に携わる。ドゥクフレがロサンジェルスで制作したシルク・ド・ソレイユ『イリス』の衣装アシスタントを務め、2010年にはユヴァル・ピックが国立パリコンセルヴァトワールで制作した『The him』の衣装を担当する。2011年からダンスの世界に再接近し、『オクトパス』(2010)、『パノラマ』(2012)のアシスタントとリハーサルコーチとしてドゥクフレのカンパニーDCAに再加入。『コンタクト』では、ダンサーとして出演する。2016年12月には、フィリップ・ドゥクフレが演出・振付したミュージカル『わたしは真悟』(楳図かずお原作)で振付と美術を担当した。