日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

世田谷パブリックシアター『炎 アンサンディ』

https://setagaya-pt.jp/performances/201703incendies.html
原作: ワジディ・ムワワド
翻訳: 藤井慎太郎
演出:上村聡史
出演:麻実れい 栗田桃子 小柳友 中村彰男 那須佐代子 中嶋しゅう 岡本健一
日時:2017年3月4日(土) 〜3月19日(日)
会場:シアタートラム
料金:全席指定 一般 6,800円
お問合せ:世田谷パブリックシアターチケットセンター
03-5432-1515 (10:00〜19:00)

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★兵庫公演
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
日時:2017/3/24(金)15:00、25(土)13:00

『炎 アンサンディ』は、レバノンでの内戦を経験し、亡命を果たした作者ならではの視点から、祖国の内戦を背景に、自らの家族のルーツを解き明かしていくというサスペンスフルな衝撃作です。『灼熱の魂』(邦題)というタイトルで映画化もされ、アカデミー外国語映画賞にもノミネートの他、各国際映画賞にも輝いた折り紙つきの戯曲です。

世田谷パブリックシアターは、2014年にこの重く残酷でありながら深い愛に満ちた物語を上村聡史演出で上演しました。戯曲そのものの上質さはもちろんのこと、戯曲の本質を丁寧に掬いあげる上村の手腕、そしてキャスト陣の好演が相まって、その年の各演劇賞を受賞するなど絶賛を博しました。
再演も全員同じスタッフとキャストで挑みます。麻実れいが10代から60代までの女性の生涯を一人で演じ、その他の出演者が一人で複数の役に扮するのも大きな見どころの一つです。

初演には無かった演出も加わり、“さらに大きく豊穣な作品”を目指します。
内戦の混乱の中でも貫き通された母子の壮絶な絆を、この作品でぜひ目の当たりにしてください。
初演をご覧になった方にも、見逃された方にも、忘れがたい観劇体験となるはずです。

沿岸―頼むから静かに死んでくれ (コレクション現代フランス語圏演劇)

沿岸―頼むから静かに死んでくれ (コレクション現代フランス語圏演劇)

  • 作者: ワジディムアワッド,日仏演劇協会,Wajdi Mouawad,山田ひろ美
  • 出版社/メーカー: れんが書房新社
  • 発売日: 2010/06
  • メディア: 単行本
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