日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

学習院大学身体表象文化学専攻主催/文学会共催「サルトルと演劇」

学習院+戯れの会♯3『ユイ₌クロ ―出口なし―』関連企画
佐伯隆幸先生公開講座サルトルと演劇」

日時:2016年11月10日(木)18:00〜20:00
18:00〜前説:サルトルについて(岡村正太郎)*1
18:20〜講座:「サルトルと演劇」(佐伯隆幸)*2
場所:学習院大学中央教育棟403教室
(東京・目白:キャンパス案内はこちら⇒http://www.gakushuin.ac.jp/mejiro.html
●予約不要・入場無料
●問い合わせ先
学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻(http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/cult/
cscvroff@gakushuin.ac.jp
03-5992-1404

お待たせしました、佐伯隆幸先生、久々の登場です。
今回の公開講座のテーマは、現代思想の巨人ジャン₌ポール・サルトルと演劇。第二次世界大戦後、実存主義を牽引した哲学者としてのサルトルは、『存在と無』『嘔吐』といった著書から日本でもよく知られています。でも、劇作家としては……? サルトルは、ドイツ占領下のパリで上演された2作品、ギリシア悲劇に材をとった『蠅』(1943年)と『出口なし』(1944年)をはじめ、アメリカの人種問題を扱った『恭しき娼婦』(1946年)など、戯曲を10本以上も書いているのです。
来年2月の学習院+戯れの会♯3『ユイ₌クロ ー出口なしー』(2017年2月22日〜26日)に向けて、いま改めて「サルトルと演劇」の関係に佐伯隆幸がスポットを当てます。是非ご来聴ください!

*1:学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学専攻博士前期課程修了。同博士後期課程在籍。関心領域は、ポール・クローデルと日本の伝統演劇。

*2:演劇評論家学習院大学名誉教授。(68/71)(現〈黒テント〉)創立の一員としてアングラ期の「運動の演劇」に携わったが、のち現場を離れ、批評と研究に専念する。長年学習院大学他で教鞭をとった。フランスを軸とした現代演劇と演劇史を関心領域としている。主著に『最終演劇への誘惑』(勁草書房)、『現代演劇の起源 60年代演劇的精神史』『記憶の劇場・劇場の記憶 劇場日誌1986-2000年』(ともにれんが書房新社)、主な訳書に、B₌M・コルテス『コルテス戯曲選』(共訳)、B₌M・コルテス『コルテス戯曲選 2 西埠頭/タバタバ』、B₌M・コルテス『黒人と犬どもの闘争/プロローグ』(共訳。いずれもれんが書房新社)など。