日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

エルマン・ディエフュイス「イエス・キリストによると(D’après J.-C. de Herman Diephuis)」

http://www.institut.jp/ja/evenements/10820
振付:ダンス:エルマン・ディエフュイス(Herman Diephuis)*1
日時:2011年06月10日 (金) 19時30分
場所:神奈川芸術劇場
料金:一般3,000円、会員・学生:2,500円
お問い合わせ:横浜日仏学院(045-201-1514)

イエス・キリストによると(D’après J.-C.)』は、聖母マリアと幼子イエスを描いたルネッサンス期の宗教画にインスピレーションを受けた作品。気品とユーモアを交えながら、ダンスにおける想像の世界に新しい解釈を与える。トレーニングウェア姿の男と女が、限りなく正確な仕草とまなざしで“生きた絵画”を創り出す。絵画は、ある時はよく見慣れた、またある時はなにかがズレているような、不思議な美しさを湛えている。繰り返し解体されては作り上げられるこれらのポーズは、徐々に空間で具体化してゆき、やがて博学でありながらシンプルなダンスとなる。

*1:フランス・コンテンポラリーダンス界を代表するダンサーの一人で、振付家のマチルド・モニエのよきパートナーである。2002年「La C et la F de la F」と共に、プロジェクト『ラ・フォンテーヌ流の寓話(Les Fables à la Fontaine)』に参加した後、2004年『イエス・キリストによると(D’après J.-C.)』を発表。この処女作に続き、数々の作品を発表した。主な作品は、2005年の『デリラとサムソン(Dalila et Samson)』(フランドル派バロック絵画に登場 する、伝説的なカップルを想起させる)、2008年の『ポールは死んだ?(Paul est Mort?)』(60年代のポップグループより着想を得た)、2009年の『チャオ・ベッラ(Ciao Bella)』(女性を多種多様に描写)。