国際シンポジウム「観世寿夫とは何だったのか」【入場無料・申込不要】
日時:2010年9月27日(月) 13:30〜18:00(開場13:00)
場所:早稲田大学小野記念講堂(小野梓記念館地下2階)
主催:早稲田大学演劇博物館グローバルCOE(日本演劇研究コース)
【入場無料・申込不要】
定員200名
第1部
13:30〜15:00 討議「伝統演劇の挑戦」
野村万作(和泉流狂言師・人間国宝)
シェリー・フェノ・クイン(オハイオ州立大学教授)
竹本幹夫(早稲田大学演劇博物館館長/演劇博物館グローバルCOE拠点リーダー)
司会 岡本章(演出家・明治学院大学教授)第2部
15:15〜15:35 記録映像上映『演劇作業の根拠』
ジャン=ルイ・バロー、観世寿夫出演
1977年(著作権:日仏演劇協会)15:40〜16:20 講演
竹本幹夫(早稲田大学演劇博物館館長/演劇博物館グローバルCOE拠点リーダー)
(都合により講師を横道萬里雄先生から、拠点リーダーの竹本幹夫に変更いたします。
ご了承ください。2010/9/3追記)第3部
16:30〜18:00 討議「観世寿夫と現代」
渡邊守章(演出家・京都造形大学教授)
湯浅譲二(作曲家)
岡本章(演出家・明治学院大学)
司会 竹本幹夫(早稲田大学演劇博物館館長/演劇博物館グローバルCOE拠点リーダー)
観世寿夫は、20世紀を代表する能役者である。その姿勢、考え方の重要な特色は、「能を演劇として捉える」という点にあった。また世阿弥の能楽論を深く理解し、それを現代の能のあり方に生かそうとするなど、従来の能の修業とは一線を画する立場を貫き、数々の傑出した舞台を創出した。さらに初期から、現代の前衛的な演劇、音楽、美術と交流を持ち、斬新な共同作業を達成することで、能のみならず、現代演劇、現代美術の巨人として大きな足跡を残した。今回のシンポジウムの開催により、多方面に影響を与え、惜しくも53歳で夭逝した観世久男のその横断的な営為の核心が浮き彫りになるとともに、寿夫が希求した劇的世界の本質、また現代に残された課題などが多面的な角度から問い直される。
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