tpt「スペインの芝居(Une pièce espagnole)」(ヤスミナ・レザ作、演出=天願大介)
http://www.tpt.co.jp/aboutus/archive/064.html
作=ヤスミナ・レザ(Yasmina REZA)
訳=阿部崇・宮川知子
演出=天願大介
美術=加藤ちか
出演:鰐淵晴子/毬谷友子/月船さらら/中嶋しゅう/村上淳
日時:2007年10月13日〜28日
ベニサン・ピット
チケット:全席指定7,000円 学生3,000円(TPTのみ取扱い)
チケット発売:9月14日(木)前売り開始
上演予定時間:165分(休憩1回)
スペインのある作家が書いたという芝居を演じる5人の俳優達。彼らが演じる「スペインの芝居」は、熟年の母親と、女優である二人の娘との愛憎相半ばする関係、そして母親と中年の不動産管理人との恋、そして二人の女優と男たちとの危うい関係についての物語である。だがその芝居の合間合間に、彼らは「俳優自身」に戻り、彼らが演じつつある芝居について、演劇について、俳優という存在について、作者と作品との関係などについて問いかけ、虚と実とが交錯するそのストーリーのあわいから、「愛」についての狂おしい問いかけが浮かび上がる。
「秋のソナタ」、「ワーニャ伯父さん」、「ピアニスト」……そして時は過ぎて行く。孤独と過ぎ去る事についての作品。