ミシェル・フーコー『哲学の舞台』(渡邊守章訳、朝日出版社)
- 作者: ミシェル・フーコー,渡辺守章
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2007/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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■概要
世界で唯一のフーコーとの共著。1978年のオリジナル版に新規論文三篇を付し、巻末に世界のフーコー研究をリードする石田英敬(東京大学大学院情報学環教授)と渡辺守章による長篇対談「今、フーコーを読むとは」を収録。フーコー没後22年、日本が世界に誇る知的資産の増補改訂版。
■浅田彰氏の推薦
「演劇的なるものと権力的なるものの交錯を読み解く対話が、それ自体、演劇的な力をもって立ち現れる。自らを匿名化しようとしたフランスの哲学者がそれにもかかわらず捨てきれなかったフランボワイヤントな言葉に、フランス人よりも華麗なフランス語を操る日本の演出家の言葉が拮抗する。ミシェル・フーコーと渡邊守章の遭遇は、そういう稀有な出来事だった。フーコーを読み解く者は今も世界中にいる。だが、このようなフーコーとの対話は、当時も今もほとんど類例がない。この貴重な記録は、変貌の途上にあったフーコーの実像を示す興味深い内容に加え、自らを焼き尽くさんばかりの言葉の力によって、現代の読者をも圧倒するだろう。」<<