日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

エルヴェ・ロブ「失われた地平線(Des horizons perdus)」(2002年初演)

http://www.arttowermito.or.jp/play/dhp04j.html
振付:エルヴェ・ロブ(Herve Robbe)
出演:アレクシア・ビゴ、エムリーヌ・カルヴェーズ、ロマン・カッペッロ、アリアーヌ・ギトン、エルヴェ・ロブ、エドモン・ルッソ、シュロミ・トゥイザー、若生祥文
音楽:フレデリック・ヴェリエール
照明:ローラン・マティニョン
映像:ステファン・マンタネ
映像編集&映像空間デザイン:アナベル・ヴェルニュ、ヴァンサン・ボスク
衣裳:カティ・ガルニエ
美術:エルヴェ・ロブ
日時:2004年 7月10日(土) 19:00/11日(日) 14:00(30分前開場)
水戸芸術館ACM劇場
料金:一般 3,000円/学生 1,500円
製作:フランス国立ル・アーヴル振付センター
主催:財団法人水戸市芸術振興財団
お問い合わせ:水戸芸術館ACM劇場 Tel. 029-227-8123(9:30〜18:00、月曜休)

風景は、身体と感覚の試みとともに、そしてそこから生まれる物語とともに始まる。 庭を横切りながら、人は一連の歩み、ジェスチャー、足跡、匂い、音が連なる旅をする ---- 。 新しい舞台芸術の指標として "庭" という空間を選ぶのは、庭があるひとつの演出の試みであり、芸術を極めたいという願いと同じくするものであるからだ。 舞台上で繰り広げられる映像と音楽とダンスを、庭造りの計画に置き換えることで、それらの関係性を見つめ直し、新しいエクリチュールを提案しようと試みる作品である。

1994年以来、フランスを中心とした現代ダンスの紹介と、日仏共同プロジェクトによる新作の創造を続けてきました「現代ダンスフェスティヴァル IN MITO」。 このフェスティヴァルにおける振付家エルヴェ・ロブとの出会いが、水戸芸術館ACM劇場専属の舞踊家を生み、日仏版・日仏米版『V.O.』と『からだの音楽』、そして『Origami』をつくりだしてきました。 今回エルヴェ・ロブには5年ぶりの来日公演となります。
『失われた地平線』は、庭をテーマにダンスと映像、現代音楽を融合させた作品です。 ダンサーたちは、終始形を変える舞台空間の作り出す美しいイメージの中で、身体の多様で新しい可能性を探ることになります。 いくつもの幻想が共存し、あるいは衝突するその光景は、きっと、見る人すべてを神秘的な物語の世界へと誘うでしょう。