バレエ研究プロジェクト第2回研究会「18世紀舞踊史再考――ノヴェールの舞踊論」
http://www.enpaku.jp/event/host/event20100703.html
講師:森立子
日時:2010年7月3日(土) 15:00〜17:00
場所:早稲田大学国際会議場4階共同研究室7
主催:早稲田大学演劇博物館GCOE(舞踊研究コース/バレエ研究会)
ジャン=ジョルジュ・ノヴェールは、18世紀における「バレエの改革者」として舞踊史上にその名を残している。とりわけその著作『舞踊とバレエについての手紙』で展開されている彼の舞踊論は、当時大きな反響を呼んだだけでなく、後の時代にもたびたび引き合いに出して論じられており、その影響力の大きさをうかがわせる。そこで本発表では、『舞踊とバレエについての手紙』で明らかにされているノヴェールの問題意識を整理することから始め、そのうち核となるいくつかの問題について、その歴史的な意義について検証していきたい。またこの作業を通じ、18世紀舞踊史研究(19世紀以降と比して大きく後れを取っている)への新たな視点の導入の可能性についても探っていきたい。
参考文献:ノヴェール『舞踊とバレエについての手紙 : 原典』、小倉重夫訳、富山房、1974年
―――森立子「ノヴェールにおける「アクシオン」の意味」、『舞踊学』、第26号、舞踊学会、2003年、pp.1-10
―――「絵画と舞踊――ノヴェールにおける絵画のメタファーをめぐって」、『舞踊学』、第24号、舞踊学会、2001年、pp.10-16
―――「ジャン=ジョルジュ・ノヴェール再考――舞踊批評としての『舞踊とバレについての手紙』」、『地中海学研究』 第23号、2000年 、pp.91-110
―――『J.-G. ノヴェールの舞踊論――舞踊と音楽の関係を中心に』、『舞踊学』、第24号、舞踊学会、1999年、pp.50-56
- 作者: ノヴェール,小倉重夫
- 出版社/メーカー: 冨山房
- 発売日: 1974
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