日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

伊藤郁女「私は言葉を信じないので踊る(Je danse parce que je me méfie des mots)」

http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/5156
テキスト・演出・振付:伊藤郁女
出演:伊藤郁女(娘)*1伊藤博史(父)*2
舞台美術デザイン:伊藤博
日時:2018年7月21日(土)15:00開演
       7月22日(日)15:00開演
※開場は開演の30分前
※演出の都合により、開演時間に遅れますと公演中の入場を制限させていただくことが
 あります。また再入場できない場合がありますので予めご了承ください。
会場:彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
上演時間:約1時間(休憩なし)
チケット:全席指定 一般 4,000円 U-25* 2,000円 メンバーズ 3,600円

世界の名振付家に愛されるダンサー・振付家 伊藤郁女(かおり)。
ダンサーの娘と彫刻家の父、ヨーロッパと日本という何千kmも離れたところで生きる2人の、
そして一種の文化的な隔たりで離れてしまった2人の再会の物語。

「伊藤郁女は、感動的で人間的な作品を創った。そしてそれは父親と彼ら2人の関係に捧げられている。」―『ル・モンド』紙

「『私は言葉を信じないので踊る』は、ダンサーで振付家の伊藤郁女と父親の対話を、ダンスと会話で巧みに構成した心揺さぶる作品だ。そしてこの作品は芸術への愛の物語でもある。父と娘のユニークな関係を扱った本作は、今後我々の記憶に刻まれる。」−『Mouvement』

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ツアー詳細
7/27(金)〜28(土) 豊橋 穂の国とよはし芸術劇場 アートスペース
8/4(土)〜5日(日) 金沢 金沢21世紀美術館 シアター21

*1:豊橋で生まれ東京で育つ。5歳よりクラシックバレエを始め、20歳でニューヨーク州立大学パーチェスカレッジへ留学後、立教大学社会学と教育学を専攻。その後、日本政府より奨学金を得て再びニューヨークに渡米。アルビン・エイリー・ダンスシアターにて研修を積む。2003〜05年文化庁新進芸術家海外研修制度研修員。フィリップ・ドゥクフレ『Iris』で主役を演じる。プレルジョカージュ・バレエ団に入団し、アンジュラン・プレルジョカージュ『les 4 saisons』に参加。2006年、ジェイムズ・ティエレ『Au revoir Parapluie』で踊り、2008年シディ・ラルビ・シェルカウイ『Le bruit des gens aoutor』にアシスタントとして参加。シディとはオペラ『眠れる美女〜House of the Sleeping Beauties〜』で再び創作をともにする。自作『Noctiluque/ノクティリュック』『SOLOS』『Island of no memories』『Plexus』を発表。アラン・プラテルと共演した『Out of Context』は「ダンストリエンナーレトーキョー2012」で上演された。2013年、カンパニーles ballets C de la Bプロデュースによる『Asobi』を創作。2014年オリヴィエ・マルタン・サルヴァンと『La religieuse à la fraise』を創作、アヴィニヨン演劇祭とthe Paris Quartier d’été Festivalに参加。2015年SACDより新人優秀振付賞を、フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエ」を受賞。2011年および2015年、日本ダンスフォーラム賞受賞。

*2:東京在住の彫刻家。演出家や舞台美術家として舞台の世界でキャリアをスタートする。今回の作品は50年前に離れた舞台に再び上がる機会となった。1974年に美術の修士号を取得。“ランド・アート”を実践し、主に郊外や自然の中で土や木、顔料などを用い、インスタレーションを創作する。広告デザインを手がけるほか、東京ディズニーランドインスタレーションや動物園の銅像、授賞式のトロフィーなども多く手がける。1997年、フィンランドラップランド・アーツカウンシルからの招聘を受け、2か月間同国にて滞在制作。1999年にはエビスビールから地下鉄恵比寿駅のインスタレーションを委嘱される。2013年ポルトガルのCAAAより招聘され、1か月間ポルトガルで滞在制作、展覧会を行う。