日仏演劇協会 公式ブログ

日仏演劇協会公式ブログ le blog officiel de la Société Franco-Japonaise de Théâtre

「日本における不条理劇」

名取事務所
http://www.nato.jp/
―注文の多い料理昇降機―「ああ、それなのに、それなのに」(別役実作、眞鍋卓嗣演出)
10月20日の公演終演後に、以下のシンポジウムが予定されています。

日時:2018年10月20日(土)
会場:下北沢 小劇場B1
登壇者:
  喜志哲雄氏(京都大学名誉教授・英米演劇専攻)
  内田洋一氏(文化ジャーナリスト)
  七字英輔氏(演劇評論家
  名取敏行  
司 会:
  みなもとごろう氏(日本女子大学名誉教授・演劇評論家

開場は開演の30分前です。

クロード・ビュシュヴァルド講演会「上演へのアプローチ:言葉が冒険と劇になるとき」

身体表象文化学専攻主催/学習院大学文学会共催
クロード・ビュシュヴァルド講演会
「上演へのアプローチ:言葉が冒険と劇になるとき」
Approches scéniques : la langue comme odyssée et comme théâtre

俳優・演出家でパリ第8大学演劇学科准教授クロード・ビュシュヴァルド氏の講演会。
ビュシュヴァルド氏はラブレーモリエールクローデルなど、言葉を重視した戯曲作品を上演。とりわけ、言語実験的劇作家として知られるヴァレール・ノヴァリナの上演不可能とみなされていた作品を、意味や感情ではなく言葉そのものに語らせる演出で上演して衆目を集め、 ビュシュヴァルド氏のために書き下ろされた『架空のオペレッタ』(1998)以降、ノヴァリナ作品の新しい演出法として定着している。 著作に『舞台におけるヴァレール・ノヴァリナ』などがあり、近年ではオペラや音楽劇の演出も多数手がけている。
通訳は「ヴァレール・ノヴァリナの詩学」で博士号を取得した井上由里子氏。
ヴィシュヴァルド氏が、フランス現代演劇における言葉の冒険ともいえる独自の演出について語る。

【参加無料・予約不要】
日時:2018年10月18日(木)18:30〜20:00
会場:学習院大学西5号館301教室
(キャンパス案内⇒ http://www.gakushuin.ac.jp/mejiro.html
言語:フランス語(通訳付き)
講演者:クロード・ビュシュヴァルド(Claude Buchvald)
逐次通訳:井上由里子(静岡文化芸術大学

クロード・ビュシュヴァルド(Claude Buchvald):
パリ第8大学演劇学科准教授。俳優。演出家。ラブレーモリエールクローデルなどの作品を上演。とりわけヴァレール・ノヴァリナの作品(『時に住みついている諸君 Vous qui habitez le temps』(1995)、『晩餐 Le Repas』(1996)、『架空のオペレッタ L'Opérette imaginaire』(1998)等)の演出で知られる。オペラや音楽劇の演出も多数手がける。著作に『舞台におけるヴァレール・ノヴァリナ』など。

<問い合わせ先>
学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻
03-5992-1404
公開講座・講演:学習院大学 身体表象文化学専攻

ジゼル・ヴィエンヌ/DACM『CROWD』

https://kyoto-ex.jp/2018/program/gisele-vienne/
日時:2018年 10月6日−10月7日
会場:ロームシアター京都 サウスホール
料金:
  一般 前売 \3,500/当日 \4,000
  ユース・学生 前売 \3,000/当日 \3,500
  高校生以下 前売・当日共に \1,000
  ペア \6,500(前売のみ)

ドラマツルギーにおいても様式の美学においてもその完成度をより一層高めつつあるジゼル・ヴィエンヌによる作品群は、観客の心を不穏に揺さぶる。ヴィエンヌは、わたしたちの内なる暗がりにメスを入れ、その有り様をつまびらかにする。
『CROWD』の舞台は、21世紀のヨーロッパのそこかしこで若者たちが繰り広げているパーティー。激しい興奮と音楽に吸い寄せられて、若者たちはまるで感情のジェットコースターに乗りこんだようにハイになる。その狂奔の伝染性は圧倒的だ。若者の群れの昂ぶりを刺激する音楽は、1990年代前半におけるデトロイトのミュージシャンたちのトラックを中心に構成され、そこにピーター・レーバーグとステファン・オマリーのデュオKTLによる楽曲も加わる。
そして、ヴィエンヌと作家デニス・クーパーが15人のダンサーと共に生み出したサブテキストは、一言として声に出されない。けれど、その言葉は多様なムーブメントに翻訳され、観客はその膨大な数の物語を同時多発的に浴びることになる。音楽とサブテキストの緻密なミキシングによって、舞台上の時空はひずみ、細部はクローズアップされる。
この群れは、ひときわ強い感情と昂ぶりの塊と化す。

『まさに世界の終わり』(東京公演)

公演詳細 | StageGate [ステージゲート]

東京公演:DDD青山クロスシアター(渋谷/表参道)
公演日程:10月13日(土)〜11月6日(火)

38歳で逝去後に注目され、フランスその他で多くの作品が上演されるジャン=リュック・ラガルス。同作のグザヴィエ・ドラン監督映画は2016年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。家族の愛と葛藤を描いて心に刺さる必見の話題作、日本初演


原作:ジャン=リュック・ラガルス
翻訳:齋藤公一
上演台本・演出:石丸さち子
出演:内博貴 大空ゆうひ 島ゆいか 鍛冶直人 那須佐代子
企画:兵庫県立芸術文化センター
協同製作:シーエイティープロデュース/兵庫県立芸術文化センター
著作権代理:(株)フランス著作権事務所
主催:シーエイティープロデュース/ぴあ
お問い合わせ:チケットスペース(03-3234-9999)

国際演劇祭から見るフランス演劇の現在─アヴィニョン演劇祭, 東京芸術祭2018, KYOTO EXPERIMENT 2018, Paris Festival d'Automne, etc.

【入場無料・予約不要】
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7月に開催されたアヴィニョン演劇祭やこの秋に開催される東京芸術祭直轄プログラムでの上演作品を中心に、三人のパネリストが注目作品と演劇人について語ります。竹中香子さんには自身が出演したアヴィニョン演劇祭のイン・プログラム、『屋根裏の仏さま(仏語タイトル Certaines n'avaient jamais vu la mer)』についてもお聞きします。舞台画像や映像を見ながら作品を紹介し、会場のかたがたとも意見交換の時間を取るくつろいだ雰囲気の会にしたいと考えています。《フランス演劇の現在》にご関心のある方はお気軽においで下さい。


日時:2018年10月11日(木)19時半〜21時半(開場19時)

会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパスイマージュ

パネリスト:竹中香子(女優) 横山義志(東京芸術祭直轄事業ディレクター、SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部) 片山幹生(日仏演劇協会)

問い合わせ先:片山幹生(日仏演劇協会)mikiokat@gmail.com

うずめ劇場第29回公演 『フェードル』

フェードルチケット詳細はこちら! : うずめ劇場「フェードル」
作:ジャン・ラシーヌ
演出:ペーター・ゲスナー
訳:伊吹武彦(「ラシーヌ戯曲全集II」人文書院版より)

会場:東京アートミュージアム(TAM)※京王線仙川駅より徒歩4分

日程:
【10月】11(木) 12(金) 26(金) 27(土)
【11月】9(金) 10(土) 23(金) 24(土)
【12月】7(金) 8(土) 21(金) 22(土)
【2019年1月】13(日) 14(月祝) 25(金) 26(土)
【2019年2月】8(金) 9(土) 22(金) 23(土)
19:00開演(21:00終演予定)(開場18:45)
※10月〜2月の毎月第2と第4の金曜・土曜に開催。(ただし、10/11(木)と12(金)、1/13(日)と14(月祝)は例外)

出演:後藤まなみ 松尾容子 荒牧大道 石川湖太朗 西村優子 遠藤広太 小黒沙耶

スタッフ:TAM建築/安藤忠雄 ボイスコーチ/池内美奈子 衣装/吉原顕乃 ドラマトゥルグ/藤澤友 宣伝美術/郡司龍彦 イラスト/内田春菊 映像記録/川本啓

主催 うずめ劇場
制作 うずめ事務所
助成 芸術文化振興基金
お問い合わせ info@uzumenet.com

チケット料金:一般前売4,500円 当日券5,000円 学生券3,000円(前売・当日)
※学生券は、メールかFAX予約のみ。当日受付で学生証のご提示が必要です。

古代ギリシャアテネの王妃フェードルは、先妻の息子で自分よりもずっと年下のイポリットへ、道ならぬ激しい恋をする。

フランスで最も有名な、人間の心を突く古典悲劇の名作。

うずめ劇場ならではの、社会における女性の悲劇性を顕在化した新作舞台。

【チケット申込み方法】
うずめ事務所(info@uzumenet.com)に下記内容をご記入の上、ご送信ください。
件名:フェードル予約
本文:
・お名前
・返信先Email
・連絡先TEL
・郵送先〒及びご住所
・観劇日時、券種、枚数

お申込み後3日以内に、チケット料金の振込口座をご案内いたします。
ご入金確認後、チケットを郵送いたしますが、振込手数料及び送料は、お客様のご負担となります。
※カンフェティチケットセンターからもお申込みいただけます。
詳細:うずめ劇場 第29回公演 ラシーヌの最高傑作悲劇 フェードル | Confetti [チケット情報満載]
注意事項
※いかなる理由によっても、キャンセル、変更は受け付けられません。
※会場設営の都合により、開演時間に遅れてこられたお客様は、幕間からのご入場とさせていただきます。


【近日上演・サルメカンパニー情報】
2018年9月1日-2日にサルメカンパニー単体の公演「戦い」ハイナー・ミュラー作が上演されます。
残席若干数のため、ご予約はお早めにお願いします。
詳細:サルメカンパニー (@Salmecompany) | Twitter

イヨネスコ『授業』(SPAC新作)

http://spac.or.jp/lesson_2018.html

日時:10月6日(土)、7(日)、8日(月・祝)、13日(土)、20日(土)、21日(日)、28日(日)
   各日14:00開演(※13日のみ16:00開演)
会場:静岡芸術劇場 (グランシップ内)


演出:西 悟志  共同演出:菊川朝子
作:ウジェーヌ・イヨネスコ
翻訳: 安堂信也、木村光一
出演:SPAC / 貴島豪、野口俊丞、布施安寿香、渡辺敬彦
照明デザイン: 大迫浩二
美術デザイン: 香坂奈奈
衣裳デザイン: 駒井友美子


(宣伝イラスト:武富健治

ある教授のもとに、ひとりの生徒が個人授業を受けに訪れる。穏やかに始まった授業は徐々に変調をきたし、衝撃のラストへ…。
「教える」ことが力を持ち、「教えられる」側を追い込んでいく様は、”ハラスメント”がなにかと話題に上る現代において、
リアリティを帯びて観る者に迫ってきます。
バカバカしさ、狂気、コミュニケーション不全・・・嘘のない人間の姿を「笑い」とともに描いた本作は、
パリのユシェット座で60年以上にわたるロングラン公演を記録するなど、多くの人々を魅了し続けています。
今回のSPAC版『授業』は、芸術総監督・宮城聰がその手腕を高く評価する西悟志が演出。どうぞご期待ください!

〈チケット料金〉
一般:4,100円/ペア割引:3,600円、ほか各種割引あり

〈ご予約・お問い合わせ〉
SPACチケットセンター
TEL. 054-202-3399(受付時間:10:00〜18:00)